魔法使いの彼
先週はもうステキな事が盛り沢山だったっ!
ホントにホントに毎日世界が変わったみたいに思える。
先週の木曜日。
いつものように、彼氏は仕事の合間に電話をくれる。
この日はすごく忙しいみたいで、会社から2時間かけて大阪まで行ってたみたい。
はるかは、この日用事があったので出かけてたんだけど
会社の近くにいたので、夕方帰社した後会えるかなぁ~?ってちょっと思ったけど
戻りは9時くらいになる予定だって聞いたから
残念だけど、今日は会えないなぁ~って思って家に帰った。
それに、だいぶ彼氏もオツカレっぽかったので今日は家に帰ったらすぐに寝るって言ってた。
家に戻って、夕食も食べてメイクも落としてまったりしてたら9時半くらいに携帯がなった。
「もしもーし?」
「ぁ、もしもし 俺」
だいぶ疲れた声だった。
「もうお仕事終わって帰れた?」
「うん、終わった」
「今日は、本当にオツカレさまだったねぇ~。今からゴハン?」
「うん、まだ食べてないけどー」
いつもの感じで、まったり少しの間話してた。
「今日は、会社の近くまで行ってたから帰りに会えるかな~?って
思ったけど、会えなくて残念だったねぇ・・・( ´・ω・`)」
「そうやなぁ~。一瞬で会いに行けたらいいんやけどなぁ~」
「どこでもドアがあったらいいのにねぇ~(*´▽`)
そしたら、すぐに会えるのにぃー」
って何気に会話してたら、彼氏が
「今日さぁ、帰りにコンビニに寄ったら変なもんが売っててさぁー」
「変なもの??何?」
「ちょっと欠陥のあるどこでもドア」
また、いつものように何か面白い冗談を言ってくれてるんだと思って答えてた。
「へぇ~欠陥があるの??」
「うん~。どこでもドアなんだけど、はるかのすぐ傍には出れなくて
家の前までしか行けないんだぁー」
「そうなんだぁ~w けど、はるかは家の前まで繋がってるなら
出て行ったら会えるから、そんなどこでもドアでも嬉しいよ(*´▽`)」
「そう?じゃあちょっと使ってみるね」
「バタンっ!」
「ぇ・・・・? ぇ?????!!!」
今、確かに電話の向こうからバタンっていう音がしたけど
窓の外からも、同じ音が聞こえた気が・・・・・
「ぇ?ぇ?ぇ???今さ、なんか外で音が・・・」
「どこでもドア使ったよ?(笑」
その声がまた外からも聞こえたっ!
慌てて、窓の外を見たら携帯持ったままニコニコしてる彼氏がいるじゃないのっ!!!
「ぇー!!!何で?何でいるのっ!?
マジで意味わかんない!家に帰ってなかったのっ!?
だって何にも来るとか言ってなかったじゃないっ!」
「会いたかったから、会いに来た('-'*)v」
ホントにビックリした。
今日はすごく疲れてるから、絶対早く寝ると思ってたし
来るなんて夢にも思わなかった。
しかも何このシチュエーションっ!!
ステキすぎるっ!ヽ(≧∀≦)ノ
「ビックリさせようと思って言わなかったw 俺も途中でめっちゃ電話したくなったけど我慢したw」
まだ、頭の中がパニくってたけどスッピンでダッシュで家から出て
会いに行った。
めちゃめちゃ嬉しかった。
こんなにも、疲れてるのにはるかに会いに来てくれる。
しかも、なにこの王子様みたいな登場の仕方っ!><
「今日はね、もう1つサプライズがあるよ(笑」
「ぇ?!なに?まだ何かあるの?」
「明日、代休もらったから今から4連休だw」
「ぇー!!!」
会いに来てくれたのは、嬉しかったけど、時間も遅いし明日金曜だからまだ仕事があるから
早く帰らないとってちょっと頭の隅にあったんだけど、明日休みって聞いて
さらに嬉しくなったヽ(≧∀≦)ノ
この人に出会えて本当に良かったって思える。
一緒にいると、どんどん好きになっていく。
まだ2週間くらいだけど、こんなに好調でいいの?って少し怖くなるくらいに。
はるかがそう言うと、彼氏も同じ事を思うと言ってくれる。
「だけどね、俺今浮かれてるからこう思うんじゃなくてホンキだから。
きっとずっと同じ気持ちだと思う。俺もすごく自分でも驚いてるけど
めちゃめちゃはるかの事好きなんだ」
この言葉がずっとずっと、変わらず彼氏の心にあって欲しいと願った。
それから、4日間ずっと一緒にいた。
まず、はるかの家に来て親に会って挨拶してくれた。
おそろいで、二人だけの携帯を買ってくれた。
はるかが行きたがってた、初めてのUSJに連れて行ってくれた。
本当に毎日毎日、体力が尽きてるんじゃない?っていうくらい
いろんなことをはるかにしてくれる。
昨日、連休最後の日、一緒にバイバイする前にファミレスでいろいろ話してた。
その時手品ごっこして、いろいろ遊んでたんだけど
最後にお店を出た時に
「じゃあ、最後に世界が変わるマジックをしてあげる(笑)
目を閉じて、次に目を開けた時世界が変わって見えるマジックねw
じゃあ、目を閉じて」
言われるがままに、目を閉じてみた。
その瞬間、彼氏がキスしてくれてビックリして目を開けたら
「ほら、世界が変わった??w」
って、思いっきり照れた顔して笑いながら言ってた。
「これは、ちょっとクサすぎてホンキで使うとは思わなかったけど
ネタ的には、面白かった?ww てか、世界なんて変わってないか(笑」
この時は、突然だったのと普通に外だったから
ビックリしたのと、恥ずかしかったので笑ってたけど
今思うと、ホント会った瞬間からこの人と一緒にいると
世界が変わったように見える。
すごい魔法。
そんな事を考えちゃう自分がいるってことはもう
メロメロなんだなって思ったvv